沖縄県那覇市遺言・相続専門 行政書士 城間 恒浩 のＪＡＺＺＹ（ジャジー）なブログ

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。


説明会の一コマ。皆さん、真剣に聞き入って下さってました。

その時に会場で流していたのが、JAZZピアニストのビル・エヴァンスの「How Deep is the Ocean ?（愛は海よりも深く）」です。

とてもしっとりとした曲で、JAZZクラブでお酒を飲みながら聴きたい曲です。
今日の小難しい相続のセミナーの開始前や休憩中にかけていたのですが、参加者は眠たくなってしまったかもしれません（笑）

今度から、選曲には気を付けたいと思います＾＾
でも、この曲がぴったりなお話を聞くことになろうとは、説明会が終わるころには思ってもいませんでした。

□■□とある老紳士の人生の終盤を迎えるにあたって家族への愛を感じた

「老いへの店じまいを如何になすべきか？」

今日、ご参加いただいたある老紳士がアンケートに書いてくださっていた言葉です。
説明会の後に、その方の個別相談を受けることになり、１時間ほどお話させていただいたんですね。

お話を聞いていて、少し涙が出てきました。

こちらの老紳士は、ご近所さんで、何年か前までとある小売店を営んでいらっしゃった方です。

僕も子供のころ、そのお店にお遣いに行っていたことを思い出し、その方の若かりしころの姿も何となく思い出して、懐かしくお話を聞いていたんですね。

その方が、３０数年営業していた自分のお店を閉めたときは、それなりの苦労があったそうなんです。

自営業をされていた方らしく、自分の人生が終盤に来ていることを自覚しており、冒頭の言葉で現状を表現されたんですね。

その方は、御年８７歳。
ご自身で、「私の人生は、あと２～３年かな～だから、相続の準備をしたいんだよ。」と話されていたんです。

詳しくは掛けませんが、「何も動かなくて困っている。」というのがご相談の趣旨でした。

自分が元気なうちに、家族に迷惑がかからないように、どうにかしたいと言う気持ちが伝わってきまして、思わずぐっとくるものがありましたね。

８７歳のご老人が、家族のことを思い、気温３０度を超える暑い中、僕のセミナーにご参加してくれたんです。
現状をどうにかしたいと、思いのたけを僕に話してくれたんですからね。