沖縄県那覇市遺言・相続専門 行政書士 城間 恒浩 のＪＡＺＺＹ（ジャジー）なブログ

相続が開始すると確認すべきことはたくさんありますが、相続人の範囲を知っておいてくださいね。


沖縄県那覇市のJAZZが大好きな遺言・相続専門の行政書士、ジャジーこと城間恒浩です。


相続人の範囲を知らないと、遺産の分割協議ができなかったりします。


相続人が誰なのかをしっかりと押さえましょう。


法律で定められている相続人の範囲は、以下の通りとなります。


（法定相続人の範囲）

第一順位：　直系卑属（子、孫など）

第二順位：　直系尊属（父母、祖父母など）

第三順位：　兄弟姉妹

そして、いつでも相続人になるのが、配偶者（妻と夫）です。


では、事例を上げて当てはめてみましょう。


個人的にメチャクチャ面白い、三谷幸喜さん脚本の大河ドラマ「真田丸」の真田家を事例にしてみましょう。


ちなみに、「真田丸」はご存知ですかね？


戦国の世において、小さな国衆の一つである真田一族が、どのようにして生き延びていったのかが真田家にフォーカスされて、とても面白く描かれてます。


大河ドラマ「真田丸」については、ここ。


毎週楽しみにしてます。



「真田丸　NHK大河ドラマ　プレミアムBOOK」
ストーリーを細かく理解するのに、役立ってます＾＾


では、その真田一族を事例に、相続人の範囲を確認してみましょう。


状況は第八話までの設定です。


家長である、真田昌幸（キャスト草刈正雄）。

真田昌幸の妻、薫（同高畑淳子）。

長女、松（同木村佳乃）。※行方不明。家族からは死んだものと思われている。

長男、真田信幸（同大泉洋）。妻有。

次男、真田信繁（同堺雅人）。

母、とり（同草笛光子）。

弟、真田信尹（同栗原英雄）。


もし、家長である真田昌幸がなくなると、相続人の範囲はどうなるでしょうか？


まずは、配偶者の薫。

そして、第一順位の子２名、信幸と信繁。

長女の松は死んだものと思われてますから、現代であれば、死亡届または失踪宣告（特別失踪）を受けているでしょう。

ですから、相続人にはなっていません。

あとから、生きていることがわかったら相続はややこしくなるかもしれないですね。


また、戦国の世です。


子の信幸と信繁が、父の昌幸よりも早く死んでしまっている可能性があります。

その時の相続人は、配偶者の薫と第二順位の母とりとなります。


さらに、もし、相続開始時点で、母とりが亡くなっていたのであれば、配偶者の薫と第三順位の弟信尹が相続人となるのです。


今回は真田家を事例に、基本的な相続人の範囲を確認しましたが、戦国の世では、実際は家督相続で、長男が全財産を引き継ぐことが多かったでしょうね。


遺産を分割するという考え方は、あまりなかったと思います。


一つの事例として、考えてくださいね～～＾＾


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