沖縄県那覇市遺言・相続専門 行政書士 城間 恒浩 のＪＡＺＺＹ（ジャジー）なブログ

ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォーデビー」が流れてます。

繊細で、優しい音色のバラードです。

ここ数日チムワサワサ（胸騒ぎ）してるので、落ち着きたいですね。

□■□相続税は確かに増税です

昨日、同級生に、今度、相続セミナー「中学生でもわかる争わなくてすむ相続～幸せな相続の準備～」するよ～と話していたら、こんなことを言われました。

「相続税が増税になったんだよね？」

平成２７年１月１日施行となった、相続税の基礎控除と税率の改正のことです。

相続セミナー資料の抜粋。

相続税の計算の方法は簡単に説明すると・・・

遺産総額　－　基礎控除（３０００万円　＋　６００万円　×　法定相続人の数）

計算結果が・・・・

プラス　→　相続税課税あり

ゼロまたはマイナス　→　相続税課税なし


となります。


今回の改正では、基礎控除の額が変更になったのですが、改正前は・・・

基礎控除（５０００万円　＋　１０００万円　×　法定相続人の数）

でした。


約４割くらい基礎控除の額が下がっていますので、課税される相続が増えております。


さらに、基礎控除をしたのちに、乗じる税率も上限（５０％→５５％）が引き上げられていますので、課税されるときに相続税が増加することになるんです。


だから、相続税が増税されたとされているのです。


ただ、一方で、未成年者や障害者の税額控除額が大きくなっていたり、小規模宅地等の特例措置などがあり、相続税が安くなる措置も取られていますよ。

改正の詳細内容は省略しますが、気になる方は国税庁の資料（ここをクリック）をご確認ください。

□■□相続税の課税対象者の割合

今回の改正で、相続税の課税対象となった数は、相続全体の８％前後だろうと言われています。


改正前が、４％前後でしたから約４％の増加です。


ただ、１００件の相続があったとして、相続税が課税されるのは８件前後ですから、そんなには多くないですよね。


ですから、おおざっぱに考えると基礎控除の額を超えるような財産がない人は相続税のことはあまり心配しなくてもいい。


相続税が課税されそうな人は、少し対策をしたほうがいいですけどね。


□■□相続税の心配より相続争いの心配をしたほうがいい


大部分の人に相続税以上に考えれ貰いたいのが、相続が争いとならないようにすることです。


相続が争いになる確率は、かなり高いですよ。


相続税の課税対象となる８％の１０倍以上はあるのではないでしょうか。


ほとんどの相続のケースで、大なり小なりの相続争いが起こっていますから。

実際、家庭裁判所に持ち込まれる遺産分割事件も年々増えてます。


□■□相続が争いとならない予防策とは？


だからこそ、相続が争いとならないように準備をしてもらいたいのです。


一番の予防策は、「遺言書を書く」ことです。

相続の準備を早めに準備して、

自分が安心し、

家族を争いに巻き込まないようにしてほしいのです。

相続は準備さえすれば、皆が幸せになれるのです。


昨日、友人に相続税のことを質問されて、

どうせ大した財産はないだろうから、

相続税の心配よりも、

相続が争いとならないように準備したらどうだ？

と思ったことを思い出しながら書いたブログです（笑）


もちろん、相続のことで何かあったら相談に乗りますよ。


友達だからね。


【セミナー情報】　詳細は（ここ）をクリック。

「中学生でもわかる争わなくてすむ相続のはなし～幸せな相続の準備～」説明会

家庭裁判所での「遺産相続事件（平成26年度）」の約75％は、
遺産総額5000万円以下となっており、
必ずしもお金持ちが争っているわけではないのをご存知ですか？

「自分は財産がないから大丈夫」、「自分には関係ない」が争いのきっかけになるのです。
相続のことを知り、準備さえすれば、ご家族が相続で争うことを避けることができます。
相続専門の行政書士と司法書士が、中学生でもわかるように、相続のことを説明します！

また、あなたの想いをご家族に伝えるエンディングノートの書き方もお話しますよ。

【こんなことでお困りではないですか？】
一つでも当てはまるようでしたら、是非、説明会へお越しください。
☑　そもそも相続のことが、まったくわからなくて心配
☑　どんなときに相続が争いになるか知りたい
☑　相続争いを避ける方法について知りたい

開催日時：　平成２８年７月３０日（土）　９：４５~１１：４５

開催場所：　沖縄県教職員共済会館　「八汐荘」　３階　小会議室

定員：　２０名　　参加費：　無料

申込方法：　申込不要。直接会場へお越しください。