沖縄県那覇市遺言・相続専門 行政書士 城間 恒浩 のＪＡＺＺＹ（ジャジー）なブログ

とても丁寧で優し気な方々が対応してくれます。


沖縄県那覇市のJAZZが大好きな遺言・相続専門の行政書士、ジャジーこと 城間恒浩 です。


すっかりブログの更新が遅れましたが、ＪＡＺＺサックスプレイヤーのColeman Hawkins（コールマン・ホーキンス）の「PICASSO」が流れています。

最初から最後まで、コールマンのソロだけですが、サックスの音色を堪能できるのではないでしょうか。

コールマンは、スイングJAZZからビ・バップの時代を第一線で活躍したプレイヤーで、多くのプレイヤーに影響を与えたようです。

僕は、ＪＡＺＺの楽器の中では、サックスの音色が好きで、とても落ち着きますね。



那覇家庭裁判所入り口。


さて、今日は夕方から那覇家庭裁判所が企画したナイトツアー「模擬家事調停」見学会に参加してきました。

新聞で、記事を見かけて予約したのですが、行って良かったです。


僕の仕事は相続にまつわることで、相続が開始した後で、遺言書がない場合に遺産分割協議をするのですが、

これがなかなか進まない。

揉めてしまうことも多々あります。


遺産分割協議が整わなければ、僕の手は離れてしまい、

弁護士の領分になってくるのですが、

自分の手を離れた後の手続きについても少し知っていたいと思って、

今回の「模擬家事調停」見学会に参加したのです。


見学会は、

趣旨説明に始まり、

調停室の見学、

法廷の見学、

裁判官の講話、

「模擬家事調停」のＤＶＤ、

質疑応答

と進み大体２時間くらい家庭裁判所にいました。


いつもは写真は禁止されている法廷で、

裁判官の法服を着て、裁判長の席に座って写真が撮れるサービスもありましたよ＾＾



那覇家庭裁判所法廷の裁判官席に法服を着て着席。



那覇家庭裁判所法廷。


模擬家事調停は「離婚」にかかる事例でしたが、

調停の流れについて、よく理解することができました。



印象的だったのは、家庭裁判所の裁判官、調査官、調停委員や書記官のスタッフがとても丁寧で、

分かりやすく説明してくれたことです。


調査官のお一人がおっしゃってました。

「家庭裁判所は、皆様に一番身近な裁判所なので、敷居が低くなるように対応したいと思っています。」と。


僕は家庭裁判所にとてもいい印象を持ちましたよ。


調停はほとんどのケースで、弁護士は介入せずにご自身で対応されることが多いようなので、

家庭裁判所の方が、あのような対応をしてくれるのはとても心強いのではないかと思いましたね。



ちなみに僕の仕事に関連する分野では、

全国の家庭裁判所に持ち込まれた「遺産分割事件」は、平成２７年度１２，６１５件だったそうです。

年々増えてきています。


審理期間は１年以内に終了したのが８，８７７件。

１年を超えて審理されたのが、３，７３８件もあったそうです。

なかには３年を超える審理もあったようです。


また、調停の実施回数も１０回を超えるのが１，７０６件あったそうです。


相続は揉めると時間もかかるし、面倒です。


だからこそ、相続が争うことなく、スムーズにいくようにしっかりと準備をしましょうね。


相続の準備は、「遺言書」を書くことです。



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